現代病のひとつとも言われる巻き肩に悩まされている人はいませんか。
ここでは、巻き肩の特徴やその原因を分かりやすく説明し、日常生活で気を付けたいポイントや整体を活用した解消方法をお伝えします。
巻き肩の悩みを緩和するヒントになれば幸いです。
巻き肩とはどのようなものを指すの？
巻き肩とは、肩が前方に巻いてしまったような形になっている姿勢を指します。
正常な状態であれば耳の横にあるはずの肩が、耳よりも前方に出てしまっている場合、巻き肩になっている可能性があります。
巻き肩の自覚症状としては、肩こりや首こりが挙げられます。
好ましくない姿勢として耳にする言葉としては、猫背の方が一般的かもしれません。
背中が丸まったような状態を指す猫背がさらに悪化した状態が、巻き肩にあたると言われています。
気づかないうちに巻き肩になってしまっていたという場合、自分で姿勢を見直すだけでなく、整体や整骨院を利用することを検討しましょう。
巻き肩は、ある日突然巻き肩という症状が発生するという性質のものではありません。
姿勢が悪くなるにつれ、猫背になり、やがては巻き肩になってしまうのです。
巻き肩の原因としては、スマートフォンの操作が挙げられます。スマホを操作するために前屈みの姿勢を長時間続けるうちに、猫背が悪化して、巻き肩になるというケースが多いです。
スマホに限らず、パソコンの操作においても、腕を前にした姿勢を続けることになるため、デスクワークに従事している人に関しては特に巻き肩に注意が必要です。
また、寝る時の姿勢も巻き肩に影響を与えると言われています。
仰向きになって寝るのではなく、横向きの姿勢で寝る人は、上半身の重みが肩に掛かってしまい、肩こりや巻き肩を引き起こしやすくなります。
巻き肩の人に適した整体院や整骨院での施術とは？
整体院や整骨院では、症状を一時的に緩和するだけでなく、根本的な原因を突き止めて、身体の歪みを解消するための施術を受けられます。
施術前に丁寧なカウンセリングを行って、巻き肩の症状になった原因を探り、症状を緩和するための適した施術を提案してもらえるのは、整体院や整骨院を利用するメリットです。
肩に違和感を訴えている場合であっても、肩だけに施術を行うのではなく、身体全体をより健康的な状態に戻すための施術が行われます。
ヒアリングに関しては、来院時に記入するヒアリングシートをもとに行われることが多いです。
ヒアリングシートは、医療機関の問診票にあたるものです。
ヒアリングを適切に進めてもらうためにも、どの部位にいつ頃からどんな風に違和感を感じているかについて、できるだけ詳しく記入するようにすることが大切です。
記述が難しい点については、ヒアリング時に口頭で伝えるとよいでしょう。
近年は、施術前に身体の歪みをチェックする際に、高性能なAIによる姿勢検査を実施する整体院も増えてきました。
姿勢の歪みを精確に把握し、状態を改善するための最善の方法を提案してもらえるのは、最先端の検査技術を導入している整体院を利用するメリットです。
自分の悩みに応じた施術を適切に受けられるように、きちんとした検査の受けられる環境が整った整体院・整骨院を選ぶようにしてください。
整体で巻き肩の症状を改善できる通院回数には、個人差があるものです。
軽度の巻き肩の場合、一度の施術でだいぶ楽になったと実感できる人もいます。
何度か通院回数を重ねるにつれ、施術の効果が実感しやすくなり、肩こりや頭痛といった巻き肩に伴う不快な身体症状も緩和されてきます。
巻き肩ではない正常な身体の状態を長期的に維持するには、信頼できる整体院を選び、複数回施術を受けることが必要です。
巻き肩や猫背の慢性的な症状としっかり向き合って、根本的な解決をしたいという場合、定期的に通院するようにしましょう。
整体院・整骨院で受けられる生活指導とは？
整体院では、整体に関するスキルや経験を豊富に持つ整体師の施術を受けられるだけでなく、姿勢を改善するための生活指導のアドバイスを受けることもできます。
整体院でもよく指導されるおすすめのセルフケアの方法をいくつかお伝えしましょう。
肩まわりの状態を改善するためのストレッチ法としては、深呼吸や肩甲骨まわしが挙げられます。
深呼吸の際は、頭の後ろに両手を回して、両肘をめいっぱい広げてゆっくり深呼吸をするのがおすすめです。
巻き肩になってしまった姿勢を伸ばし、正常な状態にすることを意識しながら行うと良いでしょう。
肩甲骨まわしのポイントは、肩甲骨を意識的に動かすことです。
肩をまわすストレッチと聞くと、腕を大きく回すというイメージを描く人もいますが、肩甲骨を意識して回すようにしてください。
前まわしと後ろまわしを組み合わせて動かすことで、巻き肩の状態が改善されやすくなります。
巻き肩の改善に役立つ方法としては、ストレッチをするのに適した便利グッズを取り入れる方法もあります。
不安定なバランスボールに乗って過ごす時間を持つと、身体がバランスの取れた良い姿勢を取れるようになり、歪みが緩和されます。
バランスボールでバランスを取る習慣をつけると、姿勢を司る脳神経が良い姿勢を記憶するため、歪みのない好ましい姿勢を保ちやすくなります。
テレビを観ながらボールに座るだけでも対策になるため、気軽に取り入れやすい方法です。
巻き肩のための矯正サポーターを取り入れるのも良いでしょう。
女性の場合、姿勢矯正用のブラジャーを活用して、巻き肩の改善をすることもできます。
日常的に身に着ける下着を選ぶ際に、矯正機能のあるものを選ぶことで、身体を健康な状態に近づけられるおすすめの方法です。
矯正下着は、一般的な下着より締め付け感を感じる人もいるため、長時間着用しても不快に感じにくいものを選ぶことも大事なポイントとなります。
まとめ
腕が本来的な位置より前に入り込む巻き肩の症状は、スマホやパソコンの操作を行う時間が長い現代人によくみられる症状です。
巻き肩の症状に悩まされている場合、整体院や整骨院を利用して、巻き肩の症状のみならず、身体全体の歪みを改善できる施術を受けるのがおすすめです。